実際、リプレイとか読物を綴ってる人からすると、間違い指摘されるのはどんな感じなのかな
ブログを閲覧している方はご存知かと思うが、自分はTRPGのリプレイ集を購入して読む事が有るが、その作品の中にはいつか遊べたら良いかな?という考えでルールブックやサプリメントも持っていたりもする。
そうすると、リプレイ集で記載されている内容とルールブックに記載されてる内容と見比べてみて「あれ?ここ違うんじゃ無いか・・・?」と思う事も有る訳で(そりゃ、人間だからときに間違える事もあるし、内容としては面白かったので、間違いがあったからってどうこう言う事でも無いかも知れないが;)、ちょっと記載して見ようかな?と考えて見た。
そんな訳で、今回挙げる作品は先月の購入リストにも掲載したこちらの作品
アリアンロッド・サガ・リプレイ・デスマーチ 死んで花実が咲くものか! (富士見ドラゴン・ブック)
- 作者: 田中信二/F.E.A.R.,猫猫猫
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2010/01/20
- メディア: 文庫
- 購入: 4人 クリック: 83回
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詳しくは上記作品の63ページを参照。
簡単にスキル構成まで掲載すると長くなるので、キャラクターレベル(以下CL)、HPとMP及び種族とクラスを挙げる。
CL:7
HP:113 MP:45 種族:ヒューリン クラス:メインクラス:ウォーリア/サポートクラス:モンク
まずこのゲームで初期作成する際のHPとMPは次の様に決定される。
HP:筋力基本値+メインクラスの初期HP+サポートクラスの初期HP
MP:精神基本値+メインクラスの初期MP+サポートクラスの初期MP
次にレベルアップした時のHPとMPの上昇
HP:メインクラスのHP上昇値+サポートクラスのHP上昇値
MP:メインクラスのMP上昇値+サポートクラスのMP上昇値
そして、種族の初期値及びクラスの初期HPとMPは次の様になる。
ヒューリンの場合の初期値(以上は全て基本値の事)
筋力:9 器用:9 敏捷:8 知力:8 感知:8 精神:8 幸運:9
ここで、5ポイントを割り振りキャラクターのステータスを決める(但し割り振る際に、ステータスを13を超える事は出来ない)。
クラスの初期HP
ウォーリア:初期HP:11 初期MP:9 HP上昇値:3 MP上昇値:1
モンク :初期HP:10 初期MP:10 HP上昇値:2 MP上昇値:2
ここまでが、基本で作成する際のキャラクターの最大HPと最大MPが決まる訳だが、このゲームでは更にスキルやライフパス(生い立ち)によってもその値が変化して来る。
ここで、掲載されているキャラはライフパスによるHP上昇は無い物の、スキルによるHPの上昇は発生している。
サポートクラスのモンクにはそのクラスになった際に自動取得出来る「インテンション」がそれに当たる。ちなみに発売されているスキルガイドの説明によると
「あなたの最大HPに+CL×5(最大50)する」とある。
前置きが長くなってしまったが、先程挙げたキャラクターのHPをスキルやら、HP上昇値から逆算すると・・・
HP113-(1*5+6*5)=48
ちなみに上のクラスで作成キャラでの最大HPは
筋力基本値を最大値13と仮定した場合では
HP=13+11+10+(1*5)で39(ライフパスの効果を考慮して44)。
どう考えても計算が合わないのである。
色々考えていた結果、モンクスキル「インテンション」の効果のCL部分がCLが10↑で無いにも関わらず、最大値で計算されているからでは無いかと思い当たった。
「インテンション」が最大50と仮定した場合
HP113-(10*5+6*5)=33
これなら、初期HP値としても納得が出来る。
筋力基本値を12と仮定すると・・・
HP=12+11+10で33で計算上でも合う考えになる(ここでは「インテンション」は計算していない)。
これに気付いたのは、第2話でのキャラクターのLVUPした際のHP上昇値(P214)に「インテンション」の効果が付加されていなかったからである。
こうした事から考察すると、P63の状態でのHPは
作成時の33にHP上昇値6LV分の30とインテンションの35が加わり
HP:33+(6*5+7*5)=98
となり、P214の状態で
HP:33+(7*5+8*5)=108
となるんじゃ無いかなぁ〜?と読んでいて思った感想だった。
勿論、リプレイとしての質は凄く面白かったから、どうでも良い話と言えばその通りでは有るが、是非再販発行する際には、(恐らくスキルの計算違いなだけだと思うが)記述の訂正してくれたらなぁ〜と期待して見たりする(これが実際に既に掲載したリプレイでこの状態でやってしまったのなら、次巻掲載する際に収録するリプレイで直すしか無いが;;)。